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以前作ったアンプを思い出して、「自分もヘッドホンアンプぐらい欲しいな」と思って同じものを作りました。
「作るならやっぱ真空管入れたい」というよくわからないこだわりがあるんですよね。
HyCAAヘッドホンアンプは評判もよく、値段もそこそこです。
よく見るYAHAアンプよりはいいかなと思っています。
部品はこれでもかと言うぐらいいいやつを集めました、買える範囲でね。
電解コンデンサはニチコンのMUSE-KZ、フィルムコンデンサはPPSフィルムコンデンサです。
抵抗もタクマンのオーディオ用抵抗にしました。
オペアンプは LME49860NA(V-amp)と MUSES8820(C-amp)を使用。
もちろんハンダは音響用です、意味あるんでしょうか・・・。
コンデンサが超でかいため基板から少しはみ出ていますが、そんなに気にならなかったのでセーフですかね。
アクリルのカバーは友人に図面だけ渡して作ってもらいました。
念入りに寸法取りしてから依頼をしたのできれいに収まって良かったです。
真空管を下から照らすLEDは黄色(見た感じはオレンジですが)にしました。
青色なんかより緑とかオレンジの方がギラギラしておらず目に優しいので好きです。
これだけだとカバーくらいしか「つくった」とは自分の中では言えないですが、電源のノイズフィルタを別箱につくりました。
コモンモードフィルタとノーマルモードフィルタ、さらに念のためEMI除去フィルタも入れときました。
あとここには書いていないですが、おそらく真空管のヒーターの突入電流が大きく、ACアダプタが間欠動作になってしまうので、サーミスタを入れて電流を抑制しています。
コイルはジャンク品を使ったのでインダクタンスは実測値になります。
大抵のスイッチング式のACアダプタは無負荷の状態が一番ノイズが多いのでその状態でフィルタの有り無しを比較してみます。
次の画像はフィルタを入れる前の波形と周波数解析です。
その次にフィルタを入れた後のものです。
だいたいVppで100mVあったノイズが30mV程度まで減衰しています。
下の周波数成分を見ても全体的に10dBV下がっていますね。
これだけ減衰できていればどんなスイッチング電源でも問題ないはずです。
ずっと使っているUSB-DACのPC100USBの後段につけてさらに音がよくなったように聞こえます。
ヘッドホンアンプのありなしで聴き比べると、どこか微妙に違う気がします。
気のせいだったとしても構いません。
真空管はインテリアとしてもばっちりですからね(笑)
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