ロックタイトのプラスチック脆化

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あまり知らなかったのですが、ロックタイトをプラスチック部品についてしまうとボロボロになります。
締結部分が金属でも、周りがプラスチックだと付着してしまうおそれがあるので使うのは控えたほうが良さそうです。

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小さいサーボモータを取り付けしようとしたときに、緩みが気になったのでロックタイトを塗布しました。
ネジを締めていくとなぜか留まらず、どんどん回っていきプラスチックのフランジを壊してしまいました。
最初はネジを締めすぎてそうなったのかと思っていたのですが、壊れ方がフランジの根本からボロボロになったりケース自体もぼろぼろになっていくなど、壊れ方の異常さに気づきました。

「プラスチック製などのネジには使用できません」という感じに謳われていますが、それがこういう意味だったとは...
あまり資料がないみたいなので、ChatGPTに聞いたものをそのまま貼り付けます。

ロックタイト243は「中強度のねじロック剤」として金属用途を主に設計されていますが、一部のプラスチックを脆化(クラックや劣化)させる可能性があります

プラスチックに対する影響(243の特徴)

  • 主成分はアクリレート系モノマーで、応力がかかるプラスチック(特にPC(ポリカーボネート)やPMMA(アクリル)など)に**ケミカルクラック(環境応力亀裂)**を起こす恐れがあります。

  • 公式技術資料やMSDS(SDS)でも「使用前にプラスチックの適合性を確認すること」と注意喚起されています。

  • ナイロンやポリオレフィン系(PE、PP)は比較的影響を受けにくいですが、完全に安全とは限りません

対策・代替案

  • プラスチック部品周辺に使う場合は注意(ねじ部から染み出ることもある)。

  • **代替品としては「ロックタイト425」や「ロックタイト480(ゴム配合瞬間接着剤)」**など、プラスチック対応設計の製品が適しています。

  • テスト使用を推奨:実際の材質・形状でクラックの兆候が出ないかを確認してください。

プラスチック部品がある場合は、別の緩み止め剤を使ったほうが良さそうです。
といってもどれを使っていいかはまだ分かってませんがね...

ロックタイトのプラスチック脆化

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