USB-シリアル変換器「CP2102モジュール」に要注意

No Image

安価な「USB-シリアル変換器」としてCP2102のモジュールをよく使っているのですが、偽物(不良品)が多い事を知りました。
CP2102自体はAliexpressで安価に売っていて5Vトレラントなのがいいんですよね。
偽物は3.3Vなのに4.3Vほど出てしまう仕様になっているようです。

スポンサーリンク

aitendoにはそれを忠告しながらも売っています。

※3.3V出力ピンの実測値は4.2〜4.3Vです。ご注意ください。

USB-UART変換 - aitendo

5V用として使えということでしょうか。

私も偽物をいっぱい持っているんですよ・・・。
Aliexpressの写真でちゃんと「本物」だと確認したのにもかかわらず、偽物が届きますからね。
絶対に信用してはいけません。

偽物は「3V3」「RXI」「TXO」が4.3V程度になっています。
偽物の信号レベル
そしてPCが認識してくれない時がよくあります。

写真は一番上だけ本物で、後の2つは偽物です。
どれも似ているようで微妙に違います。
本物だけはピンソケットを付けていますが、それは無視してください。
本物 偽物 偽物
違いが分かりますでしょうか、大きな違いとして2つあります。

1つはポリスイッチのところに0Ω抵抗がついていると偽物だと思っていいです。
もう1つは配線パターンが微妙に違います。
偽物の配線パターン
こちらが偽物の配線パターンです。

スポンサーリンク

そしてこちらが本物の配線パターンです。
本物の配線パターン
本物は赤枠で囲ったところにパターンがありません。

偽物を使えるようにするにはそのパターンをカットすれば正常になります。
精密なパターンカットをしなければならないので、自信がある人以外はおすすめしません。


CP2102のモジュールでハズレが多いなら安価なUSB-シリアル変換器は何を使えばばいいのでしょうか。
FTDIのFT232も同様に安く売られていますが、3.3Vにしようと思うとジャンパなどで切り替えが必要です。
FT231Xなどは売っていても高いですし・・・
どうしようか絶賛悩み中です。

USB-シリアル変換器「CP2102モジュール」に要注意

スポンサーリンク

Leave a Comment

  • 2019/03/23

    RST端子を引き出してあるタイプの変換基板をかえばいいのでは…

    Reply