以前、PCモニタの前から離脱すると自動で消灯するUSBデバイスをつくりました。
デュアルモニタということもあり離脱したときに自動でモニタが消灯してくれるのはちょっとしたことですけど煩わしさから開放されます。
あと、省エネにもつながりますしね。
非常に便利なのですがデザインにやっつけ感があって個人的に気に入らなかったので作り直してみました。
せっかく作り直すのでデザインだけではなく、機能面も改善することにしました。
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以前のモニタ自動消灯デバイス
新しいのを見せる前に古い方を紹介したいと思います。
はい、前から見ただけでダサいです。
大きさは幅55mm高さ100mmくらいです。
これはこれで手作り感があって愛着も持ててよかったんですけどね(笑)
センサ部を高さ調整ができるようにしたんですけど、実際はまったく変更してないです。
センサの右下には自動消灯機能有効/無効切り替え用のスイッチがあって、押すとオレンジ色のLEDが光るので有効か無効かが分かるようになっています。
あと、USBのコネクタはMini-Bタイプという今ではそんなに見ないものです。
電子工作的には小さくもなく大きくもないサイズなので今でも重宝していますけど。
機能的には消灯機能の有効/無効が切り替えられるのみです。
USB-シリアル変換のICにPL2303HXを使っていることもあり、接続に失敗する事もありました。
ソフトも接続できなければエラーで終了してしまうというお粗末なものでした。
モニタ自動消灯デバイス:改
では、新しくつくったPCモニタ自動消灯USBデバイス:改をご紹介します。
デザインが少しはましになっていると思いませんか。
3Dプリンタで出力した部品ばかりですので積層痕が残っていますが、遠目で見るとそんなに気にならないのでそのままです。
デザイン
全体的に小型化し、高さはおよそ半分になりました。
幅はそんなに変わりません、今回のほうが少し広いぐらいです。
高さ調整は廃止し、センサ自体を回転させることにより調整できるようになりました。
コネクタもMicro-Bタイプに変更しております。
消灯の有効/無効の切り替えスイッチはタッチスイッチに変更しました。
下部に見える四角い枠をタッチすることで切り替えることができるようになっています。
無効時のインジケータは前回のアイデアを踏襲しています。
センサの少し下の真ん中が光っているのが分かるでしょうか。
センサがついている台部分はThingiverseで何かないかなと漁っていたときに偶然見つけました。
それに自作のボックスをくっつけただけです。
スペース的な問題で台は逆向きに使っていますけどね。
センサと制御基板の接続はフレキシブルフラットケーブルがあれば一番よかったのですが、あいにく持っていませんので普通のフラットケーブルを採用しました。
ちょっと前までジャンクで結構大量に取っておいたのですが、使わないだろうと思って全部捨てちゃいましたorz
制御部
制御はATmega32u4で、まぁArduino Leonardnoですね。
と言ってもあのサイズは入りませんのでArduino Microでもない互換品です。
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なんと今回は「PCモニタ自動消灯デバイス」という名前でありながら、自動点灯機能も搭載しております。
ただ、PCのソフトウェアでモニタを点灯する方法が思い浮かびませんでした。
そこでキーボードやマウスとしても振る舞えるLeonardoを使って、復帰したと判定した時にキーボードを物理的に押したと認識させPCモニタを点灯させています。
センサは写真を見て分かるように超音波センサに変更しています。
以前の赤外線の測距センサより測距可能範囲も長くなり、消費電力も少なくなりました。
それにこっちのが安いという。
面倒くさいので音速の温度補正はしていません。
一応プログラムには入れていますので、温度差で想定以上に影響が出るようであれば後で導入します。
PC側のプログラムはそんなに変更していませんが、今回はちゃんと例外処理をやっていますよ。
以前からですがメモリを結構食っているソフトになってしまっているので、どうやって節約するかが今後の課題です。
あとは自動点灯機能の有効/無効の切り替えを搭載しようか迷っています。
搭載するにしてもたぶんPC側での処理になってしまいそうです。
そうしてしまうとぱっと見た感じで機能の状態がわからないので不便そうですよね・・・
高さ調整も簡単になり、機能を維持しつつコンパクトにまとめることができました。
さらに今までモニタの点灯にはマウスをシャカシャカしたり適当にキーボードを押していたのですが、それもなくなりました。
非常に便利なデバイスなので今後も重宝していきたいと思います。
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