トイレに人感センサーライトをつけると非常に便利です、うちもそうしています。
トイレは他のどの部屋よりも照明のON/OFF頻度が高いでしょうから、その操作がなくなるのはちょっとしたライフハックです。ただ、長居する場合は注意が必要です。
じっとしていると人感センサーが反応せず、意図しないタイミングで消灯してしまうからです。
調べてみると同じような悩みが出てきたので、結構な人がこの問題に悩んでいるようでした。
それをデメリットとして受け入れるか、人感センサーライトを使わないかの2択のようです。
私もこの問題に長年悩んでたんですが、ついにこれが最適だと言える方法を編み出しました(笑)
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人感センサーライトの苦難
私が問題として挙げたのは3年以上も前の話です。
最初は焦電センサをどうやって誤魔化そうか考えてました。
変化する赤外線(遠赤外線)に反応するのであれば、赤外線ライトをON/OFFすればいけるのでは?と考えていたのですが、うまくいきませんでした。
遠赤外線を出すLEDはないですし、ヒーターでは電力の無駄、赤外線ランプはパワー不足のようでした。
あれこれ試しましたが、すべてが無駄に終わりました。
その頃は知識や技術もなかったですし、その問題に対応する製品もなかったのですが、ここ数年で色々といいものが増えてきました。
ESP32などWi-Fi使えるモジュールは当たり前のようにみんなが使っていますし、スマートデバイスはいろんなものが安価に出回るようになりました。
赤外線をごまかすことを考える以外にも実は試しに作っているものはありました。
焦電センサと測距センサを使ったものです。
電球ソケットと電球の間にはまる制御基板を作って、我ながらいい感じなったと思ってました。
測距は便座に人がいることを確認するためのセンサですが、微調整が難しかったりセンシングが安定しないなどの問題がありました。
電球に取り付ける都合上、天井にありますので調整も難しいです。
見た目にも問題があり、ダサすぎたのでガラクタになりました。
トイレ照明のスマート化構想
人感センサだけを使うとじっとしているときに反応せず消灯してしまいます。
ですので、じっとしてるときにも反応するセンサが必要です。
これは色々あって何でもいいのですが、固定が楽な方がいいに決まっています。
光電センサやレーザセンサは固定が困ります。
壁に取り付けるのは家庭ではナンセンスです。
そこで、今回は便器側に取り付ける方向で考えました。
便座には座っているので、それを検知するために圧力センサを使用します。
デメリットは汚れの付着や掃除の際に邪魔になるというのが挙げられます。
フィルムのようなセンサで、圧力がかかると電気抵抗が変化します。
正確な圧力や重量を測定するのには向きませんが「圧力がかかっている = 人が便座に座っている」ことは分かります。
あとは適当な人感センサと併用して制御すれば、トイレでじっとしていても消灯しない自動点灯ライトの完成です。
ここまでの構想はこんな感じです。
超シンプルですよね。
コンパレータを使うのは抵抗を取り付ける面倒臭さを避けるためです。
ESP32モジュールも人感センサもコンパレータモジュールもスマート電球も圧力センサだってAmazonで手に入ります。
Amazonは優秀すぎます。
コンパレータモジュール単体だとあまり安くは売っていませんが、CdSセルが載っている明るさセンサとして売っているものもコンパレータICが入っていますのでCdSを取って使えば安上がりです。
制御方法
制御はそんなに難しいものではなく、人感センサもしくは圧力センサのどちらかが入っていれば電球を点灯させ、どちらも切れたら少し待って電球を消せばいいのです。
スマート電球はESP32で簡単に制御できるものもありますので、そういうものを買うことをおすすめします。
WiZのスマート電球はUDPで超簡単に制御できるのでお気に入りです。
セキュリティ的にどうなの、と思ったりしますが悪意のある人が侵入してきて電球チカチカさせますかね...?
スマートデバイスのセキュリティはこれくらいでいいのです。
組み立てた実物は撮影する前にもう設置してしまっていて、設置箇所がそんなにキレイではないので現地での撮影は流石にやめました(笑)
トイレに設置するものですので、基板むき出しはさすがにやめておいたほうがいいですが、ケースに入れておけば防水性はそこまで必要ないと思います。
今回はモジュールを組み合わせるカタチで実現できました。
安いモジュールを組み合わせるとメンテナンスが楽なんですよね。
はんだ付けが最小限で済みますし、大量にストックすることもできますので。
ただ、小型化や最適なサイズにはできないので、多少無骨になります。
そこがデメリットになりうる構成かもしれません。
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