壊れたUSB充電器を修理する

No Image

いつか忘れましたが、学校で壊れたUSB充電器をもらいました。
私が電子工作をやっているからでしょう。
嬉しいのか嬉しくないのか・・・

スポンサーリンク


壊れたUSB充電器
壊れている部分は

  • コンデンサ1つ
  • ACプラグ

の2箇所です。
ちぎれているだけで回路全部が死んでるわけではないので復活できそうです。
そこで、このUSB充電器を修理してみました。

コンデンサの部分

まずどんなコンデンサを使ってみるか見てみました。
壊れた安全規格認定コンデンサ
小さい文字で「JY152M」と書いてあります。
早速ググって調べてみると安全規格認定の1500pFのコンデンサらしい。
というわけで似たものを家にあるパーツから探して、あったのがこれです。
代替のコンデンサ
ちょっと前にもらったATX電源の中に入ってたコンデンサです。
ジャンク品なのでもちろんタダです。
安全規格認定っぽいですが容量は違っていて1000pFです。

このままでは不安なので別にこの容量でも大丈夫か回路を調べてみました。
リバースエンジニアリングして回路図復元を試みたのですが、このコンデンサだけ何これ状態。
この回路に使われているICのアプリケーション例に載ってるんじゃないかと思って見てみたら、それらしい回路図はあるもののこのコンデンサの正体だけ不明なのです。

ノイズ除去?
この回路で1500pFのやつが問題の部品です。
ノイズ除去とかしてるんですかね・・・
ノイズ除去が目的なら容量が少し小さくてもそこまで支障は出ないと思うんで(適当)、前述の1000pFのコンデンサを使用することにします。

スポンサーリンク

SEPICという回路に付いているコンデンサにも似ているといえば似ていますが少し違うんですよね・・・
まぁSEPICでも容量は少しぐらい変わっても大丈夫な気がします。

ACプラグの部分

ACプラグの部分は一番上の写真を見て分かる通り、パターンごと剥がれてしまってはんだを付けづらい状況です。
そこでプリント基板からこんな風(赤丸の部分)に銅箔を裏返してはんだ付けが出来る状況にしました。
銅箔を裏返し
テンションがかからないなら別にこれぐらいでも大丈夫でしょう・・・
ダメだったのでこの後、ダイオードブリッジの入力端子と導線でつなぎました。
これであとははんだ付けするだけです。

完成

ささっとはんだ付けして組み立てたら完成です。
はんだ付け完了
取り替えたコンデンサがちょっと大きく元の箱に収納するのに苦労しました。
ちなみにテスターで測定したところ、ちゃんと5Vぐらい(5.12V)が出ていたので大丈夫そうです。

タダで貰ってタダの部品で修理することができました。
買ったら500円ぐらいするのでちょっと得しましたwww
電気製品が壊れた時は中身を見て、修理できそうならするに限ります。

壊れたUSB充電器を修理する

スポンサーリンク

Leave a Comment