ESP8266などで学習リモコンを作るなら

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ESP8266などを使ってWi-Fiで接続できる学習リモコンを作りたいと思うことがありました。
基板を起こそうかとも考えていましたが、その時「既製品がありそう」と私の脳内センサがはたらきました。
一応検索してみたのですが、残念ながらドンピシャのものは見当たりませんでした。
しかし結構流用できそうなものが見つかったので、試しに1個買ってみて分解してみました。

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分解対象の製品

買ったのはこちらです。
AVATTO S06 という製品らしいです。
使えそうなIRコントローラ

購入した時点では価格は1,000円くらいでした。
このままでも十分使えるデバイスではあるのですが、あえて分解します。
普通の人はそのまま使ったほうが絶対いいです。

分解してみる

上から見るとただの黒い箱ですが、裏側にはいかにも剥がせそうな蓋があります。
モジュールの裏蓋
ちなみにこのケースは赤外線を透過する素材のようです。

これをマイナスドライバーなどで無理やり剥がすと、中の基板が見えてきます。
モジュールの基板
ここで勘のいい人は分かってしまうかと思いますが、写真左上の無線モジュール、なにかに見えませんか・・・?
基板の裏を見るともっと分かりやすいと思います。
このIOが示すものとは
写真右側に RST, TX, RX, IO0, IO2 というIOのパッドが出ていますね。
もうお気づきかもしれませんが、この無線モジュールはESP8266に似ていませんか?
実際にはTuyaというメーカのWB3Sというモジュールなんですけどね。

この無線モジュールも上手に使えば、Arduinoでもうまく動かせるかもしれません。
ここでは割愛しますが...

このWB3Sのモジュールは使いにくいので、とりあえず取ります。
簡単に外れる
下側のパッドや裏面のパッドは省略されているので比較的簡単に外せます。
ヒートガンなどで全体を温めなくても、はんだを盛りに盛ればはんだごて1本でも取り外しは可能です。
ヒートガンを使うとLEDのブラケットなどの樹脂部分が溶けてしまうので一度外さないといけないので、少し面倒かもしれません。
部品を剥がして現れたパッドはESP-WROOM-02はピッタリ付きませんが、ESP-12などはサイズやIOのピン配置まで完全に一致します。

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この基板には赤外線LEDの他にリモコン受信モジュールや、スイッチ、インジケータ用のLEDなど学習リモコンを作る上で必要なパーツは揃っています。
おまけにケースまでついているので(?)、非常にいい製品だと思います。

ピン配置

既に同等品を分解している人がいまして、ピン配置まで調べている方がいるので参考にさせていただきました。
こちらは S06 Pro という温度センサがついている上位機器みたいです。
Proバージョンのピン配置

温度センサはついていませんが、それ以外のピン配置は完全に一致しています。
念の為自分で買った方でも確認しましたが、全部正しいことを確認しました。

無線モジュールのGPIO 接続先
IO4 インジケータ用LED
IO5 リモコン受信モジュール
IO13 タクトスイッチ(プルアップ済)
IO14 赤外線LED(トランジスタ経由7個)

ESP-WROOM-02に置き換えるのであれば、IO2はHIGH状態にして(3.3Vに接続)、IO15はLOW状態(GNDに接続)にする必要があります。(適宜抵抗をはさみます)

上記リンクで言及されているようにESP-12に置き換えると、まあ使いやすいでしょうね。
ESP32とかに置き換えるともっと高機能に使えるかもしれません。
このあたりは追求しません、自己責任でお願いします。


これだけに限らずWi-Fiが使える機器はもしかしたらESP8266などが入っているかもしれません。
そういうものは改造もしやすく、むしろ基板を起こすよりはいいのかなと思います。
質のいいケースがおまけで付いてきますしね(笑)

ESP8266などで学習リモコンを作るなら

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