ヘッドホンアンプ用のUSB電源フィルタをつくりました

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少し前にNutubeを使ったヘッドホンアンプを作ったのですが、電源由来のノイズが結構残ってしまい、実用には欠けました。
やはりパソコンのUSBはノイズまみれで、いくらフィルタ回路を追加しようと小さいサイズでは限界がありました。
別の用途で作ったフィルタを無理やり使うとノイズの量は多少マシにはなったものの、見た目が悪いのでヘッドホンアンプと同じような感じで作ってみました。

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以前作ったNutubeのヘッドホンアンプはこれです。
USB電源 Nutube ヘッドホンアンプ

電源フィルタは入出力をUSBコネクタにしたくらいで、工夫はそんなにありません。
コンデンサとインダクタをもりもりに実装してゴリ押しでノイズを抑えるだけです。
コンデンサとインダクタの盛り合わせ

コンデンサは導電性高分子コンデンサで4700uFを8個、インダクタは470uHが5個実装しています。
他にも小さめのコモンモードチョークコイルやフィルムコンデンサ、EMIフィルタなどフィルタ回路のオンパレードです。
コンデンサの容量が大きく、突入電流も大きいのでソフトスタートができるようにロードスイッチ回路などを組んでいます。

基板サイズはヘッドホンアンプとまったく同じにしたので、アクリルのカバーも同じものも使えます。
もしくはスタックして使えますが、スタックすると背が高くなって不格好な感じがしたのでとりあえずは並べて使います。
ヘッドホンアンプと並べて使う

使ってみた感じは、電源由来のノイズは完全になくなりました。
非常に快適で、ストレスなくヘッドホンアンプを堪能できます。
これだけ多段のフィルタ回路を組むとそれはなくなるよな...という感じですけどね。


電源ノイズはなくなりましたけど、ゴリ押し感が否めません。
ちゃんとアンプ基板でサイズはこれくらいで、ノイズをちゃんと抑えられたら文句ないんですけど...
そちらの方向でも再度考えて見ようと思います。

ヘッドホンアンプ用のUSB電源フィルタをつくりました

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