縦型水耕栽培を作って色々と課題が見えてきたので、だんだんと作りたい欲が高まってとうとう作ってしまいました。
何よりも成果が見えやすく(野菜が育つ)、メリットも大きい(野菜が大量に食べられる)ので達成感が得やすいです。
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前バージョンの問題点
以前作った縦型水耕栽培のシステムはなんとか運用にこぎつけたものの、問題点がいくつかあります。
今から改善する気もなかなか起きないですけど...
メンテンナンス性
1つ目はメンテナンス性が非常に悪いです。
太いパイプの中に細い循環用のパイプが通っています。
太いパイプを外したいとき、細いパイプがズドンと中に入っているのでかなり持ち上げないと太いパイプが取れません。
水槽に問題があるとすると、このパイプを外さないといけないですが、外すのが一苦労です。
脚立に上って二人がかりで持ち上げないといけないという...
溶液循環パイプのセンタリング
次に中にある細いパイプ(溶液循環用)のセンタリングが大変です。
これはどうにかすれば改善できるかもしれませんが、ネジ3つで中心に固定する仕組みにしているのですが、中が全く見えないので手探りで固定するという職人技(?)が必要です。
メンテナンスが終わったあとに元に戻そうとしても、このパイプのセンタリング作業が面倒くさすぎて嫌になります。
一番上のセンタリングが特に重要なのですが、腕をずっと上げて作業するので大変です。
Ver.2の改善点
これらを改善したのがバージョン2です。
スタック式
まず長いパイプは使わずスタック式にしました。
このポットを重ねて縦型水耕栽培を構築しました。
配管は持ち出しソケットというものを利用しています。
費用が高くなってしまいましたが、メンテナンス性を向上するためにはやむを得ません。
あと、穴あけはちゃんと38.5mmのホールソーを使いました。
これで水は漏れないとちょっと信じてましたけど、やっぱり漏れたのでコーキングしています。
溶液循環パイプのセンタリング
パイプのセンタリングは網板を何箇所かに入れることで実現しました。
同じ形に切ったフィルタも入れることでフィルタの交換も簡単になりました。
どちらもこんな形のものは売ってませんので、ハサミで切って作ります。
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また、写真では分からないですが細いパイプもソケットを使ってスタック式にしています。
片側だけ接着することで抜けるようにしています。
Ver.2の問題と妥協点
Ver.2は主にメンテンナンス性の向上を目指して作りましたが、その結果として別の問題が発生しました。
それは騒音問題です。
縦型水耕栽培システムはポンプで揚げた水は太いパイプの内側を伝って水槽へ流れていきます。
初期に作った縦型水耕栽培システムは1本のパイプで作っていますので、スムーズに水槽まで流れていきます。
一方でVer.2はスタック式にしたため内側の表面には凹凸があります。
その凹凸に水滴が落ちたり当たったりで結構な音がします。
まるで小さな滝でも作ったかのような...
改善としては、なるべく衝撃による音を消すためにフィルタの量を増やしました。
何段もあるフィルタをクッションにして音を消しています。
それでも初期型よりは音が出ますけどね。
数メートル離れたり、窓1枚隔てると気にならないレベルまで落ち着いたのでここが妥協点かと思います。
近づかないと音はわからないので騒音問題にはならないはずです...
そうしてできた縦型水耕栽培システムVer.2はこんな感じになりました。
後ろは初期型です。
どちらも作物がすくすくと育っていると思います。
10段ですので50株、初期型と合わせておよそ100株が栽培できるようになりました。
暖かくなってきたらもう1台くらいほしいですよね。
ただ縦型の場合はポンプの能力が通常の水耕栽培より必要な気がします。
どうしても上に水を揚げないといけませんので。
そうなるとランニングコストが気になります。
間欠運転にしたりして、今度は省電力に力を入れるべきでしょうか。
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