電蝕対策をした水位コントローラをつくりました

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以前作った水位コントローラは我ながら便利で今現在も、ちゃんと動いています。
水耕栽培の水槽の水位管理に使っています。
ただ、環境によっては電蝕が激しく、すぐに使い物にならなくなる場合もありました。
電極にもよるのですが、今のうちに電蝕対策をしておくことにしました。

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これは以前作ったやつです。
オリジナル水位コントローラ
そもそも以前作った水位コントローラがなぜ電蝕を起こすかというと、電極部に直流が流れているからです。
回路をざっくり説明するとプルアップ抵抗がついている電極が水で導通しているかどうかをコンパレータで比較しているだけですからね。
そのおかげで回路は超シンプルなのですが、電流が一方向にしか流れないので電蝕が起きるわけです。

そして今回つくった耐蝕水位コントローラは、電極部に流れるのは交流です。
耐蝕水位コントローラ
そのため電蝕が起きにくいと思っています。
思っているだけで、まだ検証はしていないのですが...

波形は交流と言っても簡易的な発振回路なので方形波です。
正弦波でないことが電蝕にどのような影響を及ぼすかは分かりませんが、とりあえずは交流なので直流よりはマシでしょう。
ちなみにオムロンの直流電源で動くレベルスイッチは電極間電圧は交流「正弦波」と謳ってるんですよね。

アイデアとしてはこの回路に似ています。
耐蝕水位コントローラの参考回路

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発振回路で交流信号を発生させて、電極を介して流れてきた電気を整流してあげれば検出できるという感じですね。
ただ、上の回路だと電極が1つだけなので水に浸かっていることだけしか分かりません。
このままであればシンプルすぎて給水のシステムとして成り立たないので下限(給水開始水位)と上限(給水停止水位)を取得できるようにしてあげる必要があります。

そのあたりを考えた結果、水位の状況に応じて監視する電極をリレーで切り替えています。
単純に考えれば、整流のところを増やすのがセオリーだと思うのですが、発振回路の出力パワーだったり整流回路のインピーダンス的になんか嫌な予感がしたのでやめました。
特にシミュレーションも実験もしていないので根拠のないただの勘なんですけどね...


こういうのは既製品を買ってもいいのですが、今回のような自分で作ったからこそ分かる気付きや技術が身につけられると思っています。
あと制御機器はお値段が結構しますからね。
作業時間に目を瞑ればコストダウンにもなってるかもしれません。

電蝕対策をした水位コントローラをつくりました

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