以前、昔作ったユニバーサル基板製の作品をプリント基板で作り直す活動をしていたのですが、もう稼働中の作品の作り直しは終わりを迎えたと思っていました。
ただ1つ、オーディオスペアナを残して...
最近になってようやく気づいたのか重い腰を上げたのかは置いておいて、作り直しマイブームが起きた1,2年前より少しは技術力は上がったであろう現在ではどんな仕上がりになるのかが気になり、奮起して作り直してみることにしました。
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作り直す対象はこちらで記事にしています。
完成したのはちょうど8年くらい前です。
まだ学生時代でした。
作品の記事ではあまりにも恥ずかしい出来だったのか中身を見せていませんが、恥を捨てて今回は公開します。
といっても表面だけですけど...
配置を見る限り、一応の知識はあったんだなということが分かります。
まあUEWがもしゃもしゃしているのが気になりますけど...
動いたらいいんですよ、実際8年間ずっと動いていたわけですし。
さてさて、これをどう作り直すかですが、ソフトウェアはあまり変えたくなかったので構成はあまり変えたくありません。
そのためマイコンやLEDドライバ、スペクトラムアナライザ用ICはそのまま使うことにしました。
制御基板の面積はおよそ半分になりました。
どうして半分のところで分割してピンヘッダ・ピンソケットで接続しているかと言うと、コスト削減ですね。
基板の幅が100mm以上になると金額が上がってしまうので、ケチりました。
そのせいで無駄な配線が増えてしまったんですけどね...
ここはお金をかけてもよかったかもしれせん。
以前はパネル側にDCジャックや3.5mmジャックなどをつけていたのすが、今回は基板に直接取り付けしています。
また、先ほども述べましたが、ほとんどの部品が表面実装品になったことで基板面積がかなり小さくなりました。
そのおかげで仕上がりの奥行きも小さくなり、より見た目が洗練されています。
機能面はほぼ同じかと言うとそうではありません。
オーディオ部にプリアンプを設けたのと、簡易的なAGC(?)を追加で実装しています。
プリアンプを入れた理由は、以前の作品はボリュームが付いているものの最大音量でないと信号が拾えないほど微弱だったからです。
入力インピーダンスも高なったことでスピーカへの影響もなくなりました。
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また、単純なピークホールド回路を実装し、マイコンでその値を取得することで表示の閾値を可変するようにしています。
AGCというワードを使っていますが、あたかもそう見えるためであってゲインは調整していませんので厳密には違います。
音量(ピーク値)が小さいときは表示する信号レベルの閾値を全体的に下げています。
そのためノイズの影響が顕著に出るんですけどね...
次回作る機会があるのであれば、ちゃんとしたAGCを実装したいと思います。
ケースもちゃんとしたものを設計し、発注しました。
実はもう少し奥行きが薄くなる予定だったんですが、ケースの奥行き設計限界が50mmであったため少し分厚くなってしまいました。
アクリルケースは はざいや で頼みました。
ニキシー管時計などのケースもここで頼んでいたりよく使います。
ベースも同じアクリルの素材が選べるため統一感があって気に入っています。
昔作ったものを見ると、よくこれで動いていたなと思うような選定や配線をしていますが、なんだかんだで壊れたりはしていません。
作るのに結構苦労したことを今でも鮮明に覚えているので、思い入れが強く捨てるに捨てられないんですよね...
思い出の品というのはちょっといびつで安っぽくても、それはそれで味があっていいなと感傷に浸ってしまいました。
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